吉野の四季/谷の宮の冬


すっかり雪化粧をした銀峯山 北麓から5倍望遠撮影  

銀峯山は吉野三山の一つで、白銀岳ともいう。
下の写真の「谷の宮」は、この白銀岳の北麓、西吉野町百谷地区に鎮座。
地元の人達は親しみを込めて “タンノミヤさん” と呼んでいる。
銀峯山・波宝神社の里宮ともいうべきものだが、現在は八幡神社といい、応神天皇を祀る。
同じ北麓の奥谷地区にも八幡神社が鎮座しており、この辺りは八幡神社が多い。
つい先年まで、奈良交通・五條〜谷の宮バス路線の終点であった。
昔は、この境内広場で盆踊りが盛大に行われた。

大寒のこの日、境内の積雪は約10センチ、くっきりと初めての足跡をつけて参拝した

八幡神社(通称:谷の宮)
祭 神:応神天皇
鎮座地:奈良県五條市西吉野町百谷

本殿前の鳥居は銅製 谷間に佇むタンノミヤの 本 殿


旧西吉野村には特に八幡神社が多く、
『西吉野村史』によれば、21社の神社のうち9社が八幡神社である。
ちなみに、八坂神社と稲荷神社が各5社、その他が2社となっている。
銀峯山々頂の波宝神社に神功皇后が祀られている関係だろうか。圧倒的に八幡神社が多い。
なお南麓には、城戸・八幡神社、川岸・八幡神社が鎮座。


吉野の四季/谷の宮の冬  平成20年1月23日掲出   戻る