新羅産の黄金仏


神功皇后の念持仏か


左の写真は、波宝神社に神功皇后が白旗一旒と共に下賜されたと伝わる金銅製の釈迦如来立像である。
この仏像は明治初年の神道指令で当社の神宮寺が破却された際、里の坊の白光山光明寺に移されていたが、現在は奈良国立博物館に移管されて展示されている。
金銅製で表面は何層にも金渡金され、精緻に仕上られている。
武蔵野美術大学教授、田辺三郎助氏によって新羅産と鑑定された。

●神功皇后とは持統天皇の投影か?(筆者)
釈迦如来立像
高さ約30センチ(台座共)
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