吉野の四季/吉野川の夏


夏、真っ盛りの吉野川

吉野町六田、美吉野橋下で水遊びをする家族連れ

吉野郡下市町から吉野町にかけての吉野川には、
南側の下市から上流にかけて順に、千石橋-新椿大橋-美吉野橋-吉野大橋と架けられている。
夏休みに入ると、この美吉野橋から吉野大橋あたりが河川敷が広いので、
多くの家族連れがキャンプ道具を積んでやって来る。
ジャリにタイヤをとられ脱出できなくなるので
四駆タイプの車が多い。




下市町栃原、柿畑の向うに見える黄金岳

国道309号線を南へ行き、千石橋を南岸の下市町に渡り、下市町役場辺りから県道20号線に入り、栃原方面へ向う。
柿の果樹園を両側に見ながら、吉野三山の一つ黄金岳を右方向に見て坂道を上って行くと、右手に波比売神社参道入口の鳥居がある。それより500メートルほど先が樺ノ木峠で、この道はこのまま南下すると唐戸、十日市、川岸、城戸と続く司馬遼太郎が書いた丹生街道である。
八幡神社のある梨子堂集落は、この樺ノ木峠のすぐ先の左手に曲がる急坂を上って行ったところにあった。
その村落の上方の小高い森の中に目指す梨子堂八幡神社が鎮座していた。
そこは、村の鎮守の森にふさわしい静謐な空気の漂う神域であった。
境内広場横手から見た社殿 八幡神社の杜
本社殿と境内社 嘉永七年(1854)甲寅年と刻された石灯篭 向って右側の本社殿

なしどう 八幡神社 はちまん
祭 神:応神天皇

鎮座地:奈良県吉野郡下市町大字梨子堂662番



吉野の四季/吉野川の夏  平成20年7月23日掲出

戻る