吉野に坐す神 |
天王さんは、南国栖の氏神で小字テンノウの大海人皇子をかくまったと伝える岩屋に鎮座し、吉野川を見下ろす浄域である。旧村社で、毎年旧暦正月十四日の例祭に国栖奏が奉納される。 国栖奏は吉野国栖人が朝廷の大儀に歌・笛を奏し、御贄を献じたことにはじまる。 国栖人が奏をなすのは貞観儀式に初見する。この祭礼は舞手や神饌(かわず・河魚・せり)など、古式をよく保存している。 (地元ではこの神社を“天王さん”と呼んでいた) ―『吉野町史』より要約引用― |
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本 殿 |
拝 殿 (国栖奏では舞殿にもなる) | 南方に見る衣笠山 |
青く淵をなす社前の吉野川 この風景を見ると浄見原の意味は本来、清水原か |
よしのにましますかみ 吉野に坐す神 平成23年11月14日掲出
●平成23年11月14日以降、吉野に鎮座の神社は「吉野に坐す神」で掲出● | 戻る |