いまき 甲神社 かぶと

祭  神: 大己貴命、 素戔鳴命、月読命、保食命
鎮座地: 奈良県吉野郡大淀町今木小字畑中

本  殿

大鳥居をくぐるとすぐ拝殿で、
付近に明治13年建立の狛犬、天保5年(1834)延宝年中(1673〜81)の石塔、
嘉永3年の百度石、天保10年(1839)若連中とある手水石があり2間4面の神饌所が見える。
正面の玉垣によって囲まれた斎庭に本殿と境内社がある。本殿は一間に五尺、
春日造り素木で屋根は桧皮葺に千木堅魚木が配されている。
浜床に素木の狛犬が控えている。
御神体は三神像に甲と鎧。

葛から車坂峠間の旧街道沿いに鎮座する ▲甲神社 社殿正面より

本殿左右の境内社については、両末社とも素木春日造で、右側の春日神社には武甕槌命・経津主命・天児屋根命・姫大神をまつり、左の伊勢神社には天照大神をまつる。創祀不詳。
古来入鹿大明神等稱してその甲を奉納していると伝える。
祭典は、古来入鹿の命日である9月23日であったが、明治末から10月17日となり、宮座講は10日になった。 ―いずれも『大淀町史』より―


続・神々の坐す杜 かみがみのましますもり  32.平成19年12月10日掲出     戻る