吉野の四季
/比蘇寺の冬

南天の実 向うは鐘楼 世尊寺回廊内側の庭、正面が本堂 紅色も鮮やかに咲く寒桜

世尊寺は、もと現光寺、比蘇寺、また吉野寺ともいわれ、
奈良県吉野郡大淀町比曽に所在して、現在は曹洞宗に属する寺である。
参 照:大淀町比曾寺跡

天照大神社 本 殿
祭 神:天照大神
比蘇寺の鎮守で、比曾村の氏神であったといわれる。
比蘇寺境内の東側に鎮座し、西面している。

世尊寺境内の鎮守社 天照大神社

平成20年1月21日の大寒の日、早朝に積雪を見て雪景色を撮影しようと思い立ち、大阪から吉野へ向かった。
この日の積雪は前夜から降り積もったものだが、湿雪のためか融けてしまって山間部を除いて国道には殆ど積雪はなかった。
水越峠、車坂峠を越えて、大淀町の比曾口から北に折れて坂道を比曽に向かう。あたり一面の銀世界である。

世尊寺境内は、積雪の多いところで10センチくらい。
樹上から融けた雪が降りそそいでいる。湿雪のためか融けるのが早いようだ。
まだ午前中だというのに、すでにぬかるんでいるところもある。
しばらくすると、私同様の雪景色の撮影者が来た。

吉野の四季/比蘇寺の冬  平成20年1月22日掲出   戻る