西吉野のこんぴらさん


▲国道310号線 大阪府と奈良県の県境 
金剛トンネルを奈良県側に抜けた地点。ここから五條市となる

またまたバイクで金剛越えである。金剛トンネルを抜けるとすぐ五條市の表示看板があり、
そこからいきなり急な下り坂が続く。しばらく行くと大阪府側とは違い特に道路幅が狭いところが多い。
この310号線を下り降りると五條市街地に出る。本陣の交差点で国道24号線と交差する。そこからは168号線となり、
吉野川に架かる大川橋を渡り、十津川方面へ向かう。南朝皇居跡や梅林で知られる賀名生(あのう)、
旧西吉野村役場のある城戸を経て、「こんぴら館」まで15km。その真向かいに、
金刀比羅神社の一の鳥居があった。

こんぴら館
観光案内と休憩所。四季折々のの特産物を販売


▲一の鳥居から見上げる唐倉山
この山の八合目位の山腹に金刀比羅神が鎮座する。
一の鳥居から細く険しい参道を登ること徒歩30分位で社殿に至る

金刀比羅神社

金刀比羅宮の由来
西吉野村大字西野唐倉山にあり祭神金毘羅神を祭る
創建詳らかならず伝に云ふ大宝年間(千三百年前)一羽の白鷺この山に舞下ると
神祠[神詞?]あり 讃岐象頭山金毘羅権現の分身なるぞと…
仍て祠を建てゝ金刀比羅神社という 其の後霊徳四方に通じ来詣者かくもきれず[ひきもきらず?]
天保九年(百五十年前)□□[殿宇?]を建立す 然し長年の風雨のためいたみひどく昭和六十年現在の社殿を建立する。
維ふ[?]に唐倉山は未廣[未踏?]の険山にて山容象頭山と酷似し祭神は讃岐の金刀比羅神社と夫婦の神 当社は女神の荒神と伝え恐れ祭らる。
                                   
--以上由緒看板より。ただし判読不明の箇所あり[ ]内は筆者・注--
             
▲社 殿(左が拝殿、右が本殿) 本  殿 ▲崖下から支えられた空中拝殿
『西吉野村史』によれば、西野字唐倉にあり祭神は大己貴命。
社殿方一間、拝殿4間に1間半、境内90坪。境内社に稲荷神社とある。

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