いすゞ ベレル2000 デラックス (1963)

リヤ・ビュー ツートーンカラーやホワイトリボンタイヤは当時の流行である フロント・グリル
ベレル(Bellel)の車名は、いすゞ(五十鈴)の鈴(bell)とローマ数字の五十を意味する(L)を加えてアレンジした造語だという。
いすゞ自動車は、1953年から英国のヒルマン社と技術提携をして、高級車の「ヒルマン・ミンクス」を生産していた。その技術を生かして63年に、純国産の中型車「ベレル」と小型車「ベレット」を発売。翌年の64年には、「ヒルマン・ミンクス ハイスタイル」というヒルマン車を最後に生産を終了。
このベレルは、ヒルマン車の生産で学んだモノコックボディーを採用、車体デザインの特徴は、三角形のテールランプにあった。
特筆すべきは、ガソリン・エンジン車の他に、ディーゼル・エンジン車を設定したことである。もちろん国産の高級車では初めてで、その為ランニング・コストは約半分になり、このディーゼル車は多くのタクシーに採用されたのである。
ベレル2000のライバル車は、クラウン、セドリック、グロリアであった。ベレル2000デラックスの内装は豪華で、高級感のある織物地のシート、音響では当時初めて音質の良いスピーカーを前後に配置していた。
戦後日本の自動車メーカーは、トヨタを除きほとんど海外メーカーと技術提携をして自動車生産のノウハウを学んだのである。
●日産自動車は英国のオースチン社
●いすゞ自動車も英国のヒルマン社
●日野自動車は仏国のルノー社
●三菱自動車は米国のウイリス社Jeepの生産
  ・・・といった具合である。(豊田自動車だけは一貫して自社技術であった)

ISUZU Bellel 2000 Deluxe
車体寸法 4485L×1690W×1493H
エンジン OHV 1991cc ガソリン
最高出力 85ps/4600rpm
(ディーゼル/55ps)
最高速度 136km/h

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