かみがみのましますもり  神々の坐す杜  平成14年3月31日


丹比郡菅生郷 菅生神社 大阪府南河内郡美原町菅生178 式内大社
 @ 祭神:天児屋根命、菅原道真
配神:天照大神、素戔嗚尊、安閑天皇、譽田別命、広国押武金日命

この辺り一帯は古代の丹比郡菅生郷の中心地で、当社はこの地の豪族菅生氏が奉祭した神社で、もとより祭神は菅生氏の祖神であったと思われる。(境内に元宮の菅生明神社がある)
「新撰姓氏録」河内国神別には、「菅生朝臣、大中臣朝臣同祖、津速魂命二世孫天児屋根命之後也」とある。
中世からの天神信仰の影響を受けて、菅原道真が祭神に加えられたが、主祭神は天児屋根命である。
丹比氏とこの菅生氏が古代丹比郡で勢力があった。


丹比郡にある式内大社三社の内の一社。他の二社は、狭山神社と狭山堤神社である。
 A
 B 写真説明

●写真@:向こうに千木がのぞいているのが本殿。

●写真A:菅生神社境内。向こう突き当たりに少し見えるのは元神宮寺。

●写真B:境内にある元宮、菅生明神社。
 C ●写真C:
二の鳥居越しに、正面に見える拝殿。境内は広く、美しく掃き清められている。左側に境内社が続いて鎮座坐す。


●この神社の宝物には、「北野宮縁起絵巻」三巻があるが、現在は国立奈良博物館に所蔵されているという。
 D ●写真D:
現在は摂社の戎神社の建物だが、元は神宮寺の「天門寺」で  あった。菅生神社本殿の向かって右側にある、かなり大きな建物。
 E ●写真E:
手水舎越しに見た境内。
中央の拝殿と、奥の本殿を囲むように境内通路がある。左側には摂社群、本殿裏の森には、やはり摂社、末社がある。
 F ●写真F:
西側正面の門。向こうに少し見えているのが拝殿。
この辺りは植木屋さんの植木畑が多く、この神社の杜は畑と住宅地に囲まれた緑の島になっている。
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