洛北の紅葉(続)
投稿者:やさか 投稿日:2015年11月10日(火) |
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1枚目の写真は、「土井志ば漬け本舗」北側に架かる花尻橋から見た高野川の紅葉です。 この花尻橋のたもとには、大原村社御旅所があって、その花尻の森には「おつう伝説」があります。 以下は、大原観光保勝会の説明看板より(ママ)
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むかし昔、大原の里におつうという娘が住んでおりました。
ある日上洛の若狭の殿さまの目にふれ、おつうは玉の輿、殿さまの国元に召されたのです。
それはそれは夢ごごちの毎日を過ごしていたのですが、やがて、
おつうが病にかかると殿さまの心も変わって、おつうは戻されてしまったのです。
おつうは悲しみのあまり大原川の女郎淵に身を投じました。するとたちまち、その美しい姿は大蛇に変わりました。
そしてある日、都入りする殿さまの行列が大原の花尻橋を通りかかったところを襲ったのです。
暴れ狂う大蛇は家来によって一刀のもとに切り捨てられましたが、その夜から激しい雷雨や悲鳴に見舞われました。
恐れおののいた里人たちは、大蛇の頭をおつうが森に埋め、尻尾を花尻の森に埋めて霊を鎮めました。
今でも、大原の里にかかる朝もやは大蛇の姿に棚引いていますし、花尻の森ではおつうの鎮魂の行事が残っています。
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