50ccバイクの最高峰
投稿者:やさか 投稿日:2012年 5月 5日(土) |
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60年代の50cc原動機付自転車の最高峰は何と言っても「ランペット」だったと思います。 1960年発売のトーハツ・ランペットは50ccで最高の性能を誇ったゼロハン・バイクでした。 このバイクは、東京発動機が製造した小型オートバイで、当時圧倒的な性能を有していました。 1961年発売のTOHATSU
Runpet Sport CA2型は、¥61,000で6PSの高性能。 対してライバル車HONDA Sport Cub 50
C110型は、¥58,000で5PSの出力でした。 ちなみに私は当時高校1年生でスポーツカブ(但し中古で買って¥38,000)に乗っていました。 友達がランペットスポーツに乗っていて借りて乗ったことがありましたが、びっくりするほどの速さでした。 私のカブは、改造してマフラーを取り外し、真鍮のパイプに直結。シリンダーを削ってピストン・リングを取り換え、 実質排気量を拡大していました。更に高オクタンガソリンを入れていたのですが、性能差は歴然。 ランペットは2サイクル(2ストローク)、カブは4サイクルエンジンで出足が全くと言っていいほど違います。 スタートしてすぐに置いて行かれてしまうのでした。 ランペットのエンジンは、低速では囁くように静かなのですが、一旦アクセルを噴かすと一変します。 たちまち、かん高い金属音で咆哮し、2スト特有の白煙を出して疾走するのです。 (ランペットは、5車種ほどあったと思います)
カメラといい、バイクといい、日本の精密機械製造技術は、 戦後わずか15年で世界の最高水準に達するほどに復興していたと言えるでしょう。 写真:ランペット・スポーツ/Honda Collection Hall
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